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表面実装小型フォトリフレクタ NJL5901AR を試す。その6 [S88]

 一日会社に行っただけでかなり疲れました。来週から5日フルに会社だと思うと、まだ土曜日なのにすでに来週のことで憂鬱です。
 さて、基板が到着したことに加えて、秋月電子から部品も到着しましたので、組み立てです。
 一回でうまくハンダ付けはできました。
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 で、線路に挿入です。基板のビアが線路の真下にあり、線路の12Vに触れたら、S88ボードのArduinoは一瞬でお釈迦になりそうです。
 で、本題のS88のボードの抵抗値やスケッチの調整ですが、一日やってみました。
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 わかったことは、このNJL5901ARというフォトリフレクタ、仕様書からもわかっていましたが、現在使っているTPR-105に比べ、鈍感です。また、構造上の話だと思いますが、LEDを発光させるとフォトトランジスタに常に漏れている感じがします。LEDを明るく光らせると、上方を開放しているにもかかわらず、トランジスタがそれなりに反応してしまいます。ただし、仕様書が想定している通りに高さ0.7㎜の所に白い物体を置く分には、実用上の問題はありませんでしたので、今回の私の用途(5㎜ぐらい上の黒い物体を検知したい)に対して微妙と言うだけの話です。
 センサのLEDの制限抵抗を220Ωとして、スケッチのdiff_value_threshold = 500;とすることで、それなりに使えそうにはなりました。センサの調整にはコツが必要になりそうです。(それはまた今度)
 また、今回0.6㎜厚で作りましたが、フィーダー部にうまく固定できず、センサの高さや方向が変わりやすいです。少し変わると、閾値が物体を検出できないほどに変わってしまうので、センサフィーダーの固定についても考えなければいけません。
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 案としては、
(1)フィーダー穴部分は残り0.8㎜分なので、適当なスペーサー基板を作って、現状の基板の上に貼る。
(1’)または、0.8mm分の適当なパーツを3Dプリンタ持っている人とかに作ってもらう。
(2)フィーダー穴内にスーパーXなどの接着剤で固定してしまう。
(3)カプトンテープで保護して、フィーダーの下にもう一つフィーダーを入れてかさ上げする。こうすると、センサは上方に配置されるので検出精度は上がるのだが、センサ基板を取り出す際に順番を間違えると、センサを線路でそぎ落としてしまう危険が高い。
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 もともと、フィーダーにしようと思った理由は、どこでも付けられるTomixのフィーダー型の簡易検出器のようなものが作りたかったためで、現状のセンサ線路の工作よりも簡単なものを目指そうと思ってのことなのだが、(1)だとセンサ線路の工作レベルが上がってしまい(まあ表面実装部品だし、すでに難しい感じはあるが)、(2)だと、どこにでも取り付けできる、という大切なコンセプトを捨ててしまうことになる。(3)だと壊す危険性が高い。
 と、いう感じで、なんかこれは企画倒れかなあと思い始めています。
 まあ、リューターで削らなくてもよいように、もう一回基板修正して、スペーサー基板と共に頼もうかなあとも思っていますが、それをやるときはF28までのボタンが押せるコントローラも作ったらにしようと思いました。

 
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