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DSMainR4(R208)でKato FL12が動いた [DCC/MM2シールド]

 DSMainR4をYaasan様から頒布いただいていたのだが、(一週間ほど忙しくて出来なかったが)やっと、半田付けして、組み立てて動作確認を行った。
 半田付け、組み立てには1時間半ぐらいかかった。液晶とS88コネクタ(LANみたいの)がちょっと狭いピッチのため、半田ブリッジしてしまい、私の力量では、ブリッジ解消のため、半田吸い取り線(幅2.0mm)が必要だった。
 今回、DSCoreFirmWareがR194→R208となり、ちょっとPreambleの波形を修正してもらっており、Kato FL12(電車形先頭車用デコーダFL12)のタイムリーな動作(F0によるOn/Off、進行方向変更)と、DirectModeによるCV値変更(CV1によるLoco番号変更)を確認できた。
 下記は、そのときの”タイムリーな動作(F0によるOn/Off、進行方向変更)”の動画である。DSMainR4上のスイッチだけで行え、PCを立ち上げる必要がないので、楽である。

 
 これによって、個人的には、Kato D102(価格 25,920円)を、FL12のCV値書き換えのためだけに、買わなくて済むようになったので、とてもうれしい。心置きなくFL12を大量購入して、DSdecR3との組み合わせ(モーター車、他)で保有車両をDCC化しようと思っている。

 FL12の件については、過去からどうにかならないかといろいろ試してみてたのだが、その一つとして、OWONのUSBオシロスコープ(VDS1022I)を借りてきてDCC/MM2シールドの波形を採ってみた。
 FL12への命令そのものの波形は取れなかったのだが、FF00FFのアイドルパケット波形について、
(1)NMRAの仕様書
(2)DS-Decを使用したCmdr-Arduinoの波形
(3)DCC/MM2シールドの波形、
を見比べた。

 まず(1)仕様書であるが、コマンドステーションはFF00FFのパケットを出すとき、25行目のFigure1のようにPreambleを14個出さなければならないと既定されている。また、デコーダは12個以上のPreambleが来たら、acceptすると書いてある。
 具体的なFF00FFの出し方は


11111111111111 0 11111111 0 00000000 0 11111111 1
Preamble(14個)
Packet
Start
0xFF
Data
Start
0x00
Data
Start
0xFF
Packet
End


 次に(2)Cmdr-Arduinoの波形であるが、下記の様に仕様書どおりとなっている。
cmdr-arduino_ff00ff.png
 (3)DCC/MM2シールド(R194)であるが、下の波形のようにpreambleが13個しか出ていない(DCCは交流だが、上で数えると14個出ているがもう下で数えると13個しか出ていない)。
DCC_MM2_R194_ff00ff.png

 DCC/MM2シールドはpreambleを13.5個出しており、微妙に仕様書を満たしていないが、EM13などのデコーダは12個以上preambleが来たら命令を受け入れるため、問題なく命令が通っていたと考える。
 これに対して、DCC/MM2シールドとFL12の場合を考えると、気まぐれにライトOn/Offの命令を受け付けなかったところから考えて、DCC/MM2シールドの13.5個preambleに対して、FL12は14個のpreambleを命令受け入れの条件にするという複合の問題だったのではないかと考えた。
 それで、今回、Yaasan様にpreamble部分の波形の修正をおねがいして、うまく動いたので、(実を言うと、今回の波形の確認は手元にオシロスコープが無いので出来ていないが)多分、上記の説明であっていると思う。FL12の命令受け入れのPreamble数はきっと間違っていると思うが多分直しようがないだろうし(Digitrax社製でKatoは代理店みたいなものだろうし)。

 


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