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トミックス向けポイントデコーダー。その3 [自動運転]

 なかなか進んで無い感がすごいが、その後の経過です。

 名古屋電鉄様、Yaasan様、コメント、アドバイスありがとうございます。

(1)ドライバに入る信号にノイズが乗っていないか?(名古屋電鉄様)
→波形の確認をして、ノイズは乗っていますが、これはちょっと違いそうでした。(後述します)
(2)電流制限抵抗とダイオードを取りましょう。(Yaasan様)
→ヘンテコ動作するためすでにダイオードは取ってしまっていますが、電流制限抵抗を抜きました。(一応、ドライバはコンデンサ直にしており、電流制限抵抗は途中に入れておりません)。しかし症状(振動する)は変わりませんでした。
(3)1uFコンデンサつけてください。
→DSDecR1基板流用で、BD6231Fの近くに105(1uF)をつけました。
(4)AnalogWriteでなくDigitalWriteを数百msで使いましょう。
→DigitalWriteを使用しています。(100msぐらいですが)

 いろいろ試行錯誤していて、またBD6231Fを一つ壊してしまった・・・。3個目・・・。
 あと、もう一つ、秋月のジャンパーコード。激安なのだが、なんか実験途中で通電不良になることが多い。いままで3本通電不良になり、原因探しに苦労した。(ICとかトランジスタとかArduinoとか壊したかと思っていろいろ変えた挙句、原因はジャンパーコードの断線で見つけるまでにとても時間がかかる。)
 振動についてだが、まず、24V時のダブルクロスポイントの1個つなぎ時のポイントに行く途中の全体波形が以下((A)とする)。(前の記事とちょっと波形違うが気にしないで。)

re_クロスポイント24V概要.png

 初めに振動して、その後、直流になりポイントが動いている。
 この最初の振動部分を拡大すると、以下。(B)とする。
re_クロスポイント24V.png
 初めに190usぐらい+電圧が出て(24V→20V)、次にー24Vになって、200usかけて徐々に0Vに近づく。これを繰り返している。
 次に、(A)全体波形の振動から直流状に変化する部分の拡大波形が以下。(C)とする。((B)とは時間軸の目盛りが異なることに注意)
re_クロスポイント24V_制限解除辺り.png

 (C)振動→直流変化部分では、徐々に+電圧部分のパルス幅が伸びている。また、電圧も徐々に下がっていっている。これに対して-電圧側のパルス幅は伸びていない。結果として周期は伸びていっている。で、最後にー電圧パルスがなくなり、+の直流だけになっている。
 このことから、この+、-の振動は、BC6231Fの仕様書12ページにある過電流保護回路が働いているのではないかと思う。最初、オフ時間が290usなのに、オフと思われる波形(-電圧側のパルス幅)が290usでないので、どうしてだろうと悩んでたが、仕様書の図を見ると、InternalStatusはオフにした後もIoutはちょっとの時間は出ているようだし、それがで終わったら、ポイント側のコイルのために一気にー側に触れているのではないかと思った。イメージは下記図。
re_クロスポイント24V 書き込み.png

次に、下の波形が、ダブルクロスポイントを2系統ともにドライバに繋いだ時の最初の振動部分の波形なのだが、これを(D)とする。

re_X2クロスポイント24V.png

 (B)1個つなぎと比べて、ポイントへの電流は流れやすくなっているはずだが(2個並列つなぎなので)+電圧の期間は短く、周期が290usであるため、流した瞬間に保護回路が働いているように見える。(過電流検出のモニタ期間がtyp 10usと言っているので、保護期間290usと合わせて、周期として300usじゃないといけないような気もするが・・・。)
 ということで、名古屋電鉄様への回答としては、
 最初の振動部分が(B)ポイント一つ繋ぎと(D)ポイント二つ繋ぎで周期が異なること、(C)の振動→直流のところで、周期がどんどん大きくなっていることから、制御信号の他からの(昇圧時のパルスやAnalogWrite使用(してないけど))のノイズではない。(たぶん)
 あと、Yaasan様への回答としては、(いろいろ回路に変なおまけがついているのは置いておいて)
→電流の流れをよくしたが、以前振動しており、振動は、BD6231Fの電流制限1Aを超えているための現象と思われる。
 という感じです。
 TA8428でも似たような波形だったし、TA8428仕様書3ページにも電流検出回路(モニタ時間20us、オフ時間80us)があったため、同じ現象と考えると、こっちの検出回路は2~3Aで働くため、現在選定のリレー2Aも実を言うとダメってことか?とふと思った。メカニカルだからそれなりに流れるが、寿命がすごい縮んでいるとか。
 あとは、上記実験中、PCのUSBポートの5V給電からの昇圧だけで、トミックスのポイントが普通に動いており、(DCCには関係ないが)こっちのほうがほしい人が多いかもと、ちょっと思った。
 もう一つ、ついでに15Vぐらいから振動しなくなるので、電圧を15Vにして、ダブルクロスポイント(二つ)をつないだが、やっぱり波形は振動しており、ポイントは動かなかった。

 
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コメント 3

名古屋電鉄

フジガヤ2様

この振動はドライバOFF時のマシンの逆起電力なのですね、
振動の振幅も電流によって違うが過電流保護もなるほどです。
となるとBD6231Fでは難しいということですね。
ありがとうございます。


by 名古屋電鉄 (2015-12-12 18:42) 

Yaasan

波形の動きとしても保護機能が働く可能性が大ですね。
見事に逆起電圧です。BD6231がぶっ壊れるのも納得です…。

となると、TB6643KQのような電流耐性が大きいものか、24vに上げている昇圧チョッパ回路のように自分でディスクリート部品(MOS FET)で組むかのどちらかになりそうです。ポイントへの配線が三線式なら、回路は組みやすいですが2線式だと、少々面倒ですね。

役に立たないアドバイスで申し訳なかったです。
by Yaasan (2015-12-12 21:21) 

fujigaya2

名古屋電鉄様
Yaasan様

コメント、アドバイスありがとうございます。
いろいろ確認できてよかったです。
大電流ならTB6643KQやL298Nでしすかね?それともリレー(が好きだったりする)。ディスクリートは小さい領域への配線と配置が面倒なので最後の手段ですかね。
TB6643KQだと、TA8428Kとピンコンパチなので、少し前に作ったアートワークがそのまま使えそうですね。
で、制限抵抗とダイオードを外して。0.1秒程度の通電なら、ヒートシンクいらなそうだし。
by fujigaya2 (2015-12-14 22:49) 

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