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S88 AnalogとTmoix N-DU202-CLをつないでDCCでHOクモハ40を運転。 [ジョイスティック]

 明日は、「ロマンスカーに乗っていこうか!」という餌を付けて、息子と一緒に鉄道模型芸術祭に行きます。誘拐犯と同じ手口までしないと付いて来ない親子関係に少々疑問を感じていますが・・・。
 でついでに帰りに、ホビーセンターカトーでデハ268の車内も見たいのですが、雨なんですよねえ・・・。落合南長崎駅から雨の中を歩くのか?

 で、本題ですが、S88 AnalogをTomixのN-DU202-CLに繋いでやっと運転出来ました。問題は、常点灯用のパルスがS88 Analogの速度電圧検出ルーチンにノイズとして乗ってしまって、クモハ40の吊り掛け音がフニャフニャになってしまい、残念になっていたことでした。
 ハード的な対策(ローパスフィルターを付ける)も一瞬頭をよぎりましたが、半田付けやジャンパー飛ばしは苦手なので、プログラムだけでどうにかなるソフト対策を考えました。
 問題の波形はこんな波形です。この波形に対して、サンプリングは1msに一回程度で100~200msで平均化して速度を算出するのですが、常点灯用パルスのため、速度が周期的に揺れます。
6V.png

 一つ目は、電圧をサンプリングして、「サンプリング期間内の電圧最小値を使う!」というもので、やってみましたが、最小値側もノイズがのるためかなり電圧が低くなり、レバーを加速に入れてもいつまでたっても発進電圧にならないという悲しい結果になりました。
 次に、よく画像処理で使うメディアンフィルターっぽい処理を試してみました。「3個時系列にサンプリングした値の中央値だけをサンプリングデータとして後段の平均値処理に渡す」という、結構マイコンには重そうな処理です。
 でうまくいったので、これでS88 Analogはまとめページを書いて終了です。(もちろん書いておりません)
 つなぎ方は以下です。DSOne(DSJoyスケッチ)→S88 Analog→N-DU202-CLです。
re_DSC01346.jpg

 で、動画は以下です。(編集無しです。)


 私のブログを見ている方はもう知っておられると思いますが、動画中のクモハ40に乗っている、VVVF音や吊り掛け音みたいな音も一緒に出るMp3デコーダV5が4/29の鉄道模型市DCC電子工作連合から発売する予定とのことです。私もいくつか評価用に持っておりますが、買い足したいなあと思っております。
 

Tomix N-DU202-CLの電圧波形 [ジョイスティック]

 S88 Analogに繋ぐ前の確認として(すでに繋いでたりはするが・・・)、一応N-DU202-CLの電圧波形を確認します。ネットで調べると、いくつか確認されている「Nゲージのブログ ~THE 中島邸のロフト~」様のはあるのですが、N-DU202-CLのそのものはなかったので。
 で、PC接続のオシロで確認します。回路の出力側はオープンでモーターなどはつないでおりません。
re_DSC01344.jpg

 まずは、常点灯(最小)で停止時です。Peakが11V越えのpulseが出ています。
停止時常点灯(最小).png

 次に常点灯(最大)で停止時です。と言っても、大体このぐらいにすると、走り出しますが。
停止時常点灯(最大).png

 次にコントローラの電圧計で3Vぐらいに合わせたときの出力波形です。DC成分が大きくなっています。常点灯は最小に戻しています。
3V.png

 で、コントローラで電圧計を6Vにしたとき。さっきよりもDC成分が増えています。
6V.png

 最後に、コントローラで電圧計を9Vにしたとき。
9V.png
 
 もちろんマックスにしたら、DC12Vという感じです。

 で、こんな感じの波形なので、S88 Analogは電圧のサンプリングを可変にできるように変更しようと思います。というところで、この話はおしまいです。